コラム

夏バテにはこれが効く!「nosh-ナッシュ」専属、管理栄養士からのおたより~vol.1~

「nosh-ナッシュ」にはお弁当だけで40種類以上のメニューがあるのは皆さまご存知でしょうか?そのすべてを、専属の管理栄養士が開発しているんです。
皆さまに「かんたん・美味しい・健康」をお届けする、ナッシュ専属の管理栄養士、内倉です。食べることは楽しいこと、そして楽しみながら健康になれたら、こんなに素敵なことはありません。
そこで、記事をご覧いただいている皆様に、日常ですぐに使える栄養に関する知識を披露していきたいと思っております。日々のお食事に取り入れて、これから夏に向けて、楽しく元気な毎日を手に入れていただけると幸いです。

なぜ人は夏バテに?暑さを乗り切るには。

うだるような暑さに呼応するように、全身がだるく食欲もない。私の活力はどこへ…?そんな夏バテの経験のある方は多いのではないでしょうか。
夏バテの主な症状の中に、「食欲不振」が挙げられますよね。そういえば、私が昔アルバイトをしていたパン屋さんでも、夏場は目に見えて売り上げが落ちていました。

夏バテの原因は様々。暑さによって体温調節が難しくなり、体の中に熱がこもりやすくなったり、体の水分が足りなくなることが主な原因です。他にも、現代では室外の温度とエアコンの効いた室内の温度の差が激しく、自律神経が乱れることも影響するといわれています。

室外と室内の温度差が極端にならないように、エアコンの温度をこまめに調節したり、逆に熱帯夜により寝不足を引き起こさないように、ゆるめにエアコンをかけてぐっすり眠るなど、温度調節で夏バテは予防できます。また、水分をこまめに取って脱水を防ぐのも効果的。
その他に、栄養価の高いものを食べて、汗とともに失われがちな栄養素を補給しておくことも、夏バテ回避のためにできる工夫のひとつなんです。

夏バテ回避にはこの食材!ビタミン補給で楽しい夏休みを。

では、具体的におすすめな食材はどんなものがあるのでしょうか。早速ご紹介したいと思います。

夏場はビタミンやミネラルが汗と一緒に体外へ出てしまいがち。そこで、水分+ビタミン+ミネラルを積極的に採ること、これが夏バテ回避への鉄則です。その中でも、特に、ミネラルが豊富で夏場が旬の緑黄色野菜を積極的に摂取するのがおすすめ。
「夏野菜」と聞くと思いうかぶ、トマトやかぼちゃ、おくら等の色とりどりの野菜には、各種ビタミンが豊富。皮膚や粘膜を守るビタミンAもたくさん含まれているので、日に焼けがちな夏場には一石二鳥です。旬の野菜なので美味しくお召し上がり頂けるのも、お薦めポイントのひとつですね。

私が夏場に特に推しているのは、オクラ。オクラには体内でビタミンAに変換されるβカロチンが豊富です。また、カリウムやカルシウム等のミネラルも豊富。
そして、オクラのあのネバネバも、とっても身体にやさしい成分なのです。

オクラのネバネバの正体は食物繊維。このネバネバが、夏バテで弱った胃の粘膜を保護してくれるので、低下した食欲を蘇らせてくれるかもしれません。

管理栄養士お薦め、夏の「nosh-ナッシュ」はこのメニューで決まり!

緑黄色野菜、特にオクラが発揮する抗夏バテパワーはおわかりいただけましたでしょうか。このオクラが使われた「nosh-ナッシュ」のお薦めメニューをご紹介します。

お客様からの声を元に、新商品として追加された「ごろっと野菜のビーフカレー」。ご紹介した夏の味方、オクラを中心に、じゃがいもや人参などの野菜をふんだんに使用しています。カレーの香辛料で爽やかに汗をかくのは夏の風物詩ですね。

副菜にも、栄養価の高いブロッコリーやアスパラが使用されていますので、一皿でしっかり必要な栄養素を補うことができます。人気商品なので、気になる方はぜひお早目にお試しください!

コラム

「最近小食だったから胃が小さくなった。」これって事実なの?

食べ過ぎや極度の小食が不健康な食生活に繋がることは周知の事実ですが、一度習慣づいた食事量を変えるのはなかなか難しいものですよね。

そういえば、夏バテの後に「(しばらくあまり食べられなくて)胃が小さくなっちゃった」という話をよく聞きます。胃のサイズが食事量に伴って変わるのだとすると、一定期間無理にでも理想量の食事をすれば、胃のサイズを調整することができるのでは?そして、胃がちょうどいい大きさへと変わってくれたら、その後は食事量に気を遣う必要もなくなるのでは?
どのくらいの期間、どの程度食事量を変えたら、胃のサイズは変わるのか。意外に知らない胃のはなしを掘り下げてみたいと思います。

胃が「小さくなる」は都市伝説。原則、胃のサイズは小さくならない

ここで、胃の構造を考えてみましょう。胃は、風船のように収縮する器官なので、食べ物が入ってきたら膨らみ、食べ物を消化したら縮んでいきます。当然、たくさん食事をすると、その分胃は大きくなりますが、それはどちらかというと「胃の内容物」が大きくなって、胃はそれに合わせて膨張しているだけ、ということになります。

水を入れた風船は大きく膨らみますが、中身を抜くと元のサイズに戻りますね、胃も同じように、食事をしたら大きく膨らみ、食べ物を消化しきったら元のサイズに戻ります。内容物の入っていない胃のサイズは約100mlだといわれており、逆にどれだけ小食を続けたとしても、それ以下のサイズになることはありません。小さなお弁当箱くらいのサイズが空腹時、1.5リットルペットボトルのサイズが満腹時のおおよその大きさで、胃のサイズはその間をいったりきたりしているのです。

慢性的な食べすぎには要注意!小さくはならないくせに、大きくはなるのかも

上記で説明したとおり、原則的に胃は、食べ物を消化し終わると元のサイズに戻ります。しかし、極端な食べすぎの状態が慢性化することで、胃が大きくなってしまう可能性はあるそうです。厳密にいうと、これは胃が大きくなっているのではなく、胃の筋肉が収縮する力が弱まっている状態。風船にパンパンに空気を入れた状態を長期間続けると、ゴムが伸び切ってしまうイメージですね。

食べすぎの慢性化は肥満の元になるだけでなく、胃の肥大化を招き、胃の筋力が弱まることで胃下垂や胃もたれの原因になりかねません。「腹八分」を健康の秘訣として提唱していた昔の人々は、やはり正しかったのです。

ちなみに、「胃拡張」の原因が食べすぎである、という通説がありますが、これは誤解。胃拡張はひとつの病名で、原因は食べすぎとは関係ないところにあることがほとんどです。いずれにしても、胃に違和感があれば、すぐに医師の診断を仰ぎましょう。

変わっているのは、胃ではなくて脳だった!

そうとはいっても、ダイエットで胃が小さくなったり、食べすぎで胃が大きくなったりする感覚は、多くの人が経験しているもの。実は、胃が小さくなる/大きくなる、の正体は、脳のはたらきによるものだったのです。

「お腹がいっぱいになった」と感じるのは、胃ではなく脳。
食事をする→血糖値が上がる→脳の満腹中枢に伝達→脳から”信号”が出る
という経路を経て、脳から”満腹信号”が出たときに、満腹を感じられるのです。たくさん食べても、脳から”満腹信号”が出なければ「お腹いっぱい」にはならず、逆に少ししか食べていなくても、脳から”満腹信号”が出れば「お腹いっぱい」になってしまうのです。

この”満腹信号”を出すタイミングにも「慣れ」があります。大食が続けば、脳はだんだん”満腹信号”を出す食事の量を増やしていきます。逆に、小食が続くと、少量の食事でも”満腹信号”を出すようになるため、すぐにお腹いっぱいだと感じるようになっていくのです。

すなわち、胃が小さくなった=脳が小食に慣れ、少量の食事でも”満腹信号”が出るようになった、胃が大きくなった=脳が大食に慣れ、少量の食事では”満腹信号”が出なくなった、ということだったのです。

脳を上手に騙して、胃をコントロールしよう

実際に胃のサイズが小さくならなかったとしても、少ない量で満足できるようになれば、ダイエットはお手の物。逆に体重を増やしたい方は、たくさん食べられる胃を手に入れれば、増量への近道も可能です。

いきなり食事の量を増やしたり減らしたりすると、身体への負担が大きく、ストレスも溜まりがちに。徐々に食事量を変化させ、「少し物足りないかな」「少し食べすぎたかな」という感覚で食事を終えることで、身体を慣らしていくことが肝心です。
胃が一定の食事量に慣れるまでは、およそ2週間程度の期間が必要。ある程度まで食事量を変えたら、いきなり増やしたり減らしたりしないように気を付けながら、食事量の習慣化に挑みましょう。

胃と脳を慣らすことで、ストレスフリーな減量・増量が可能。無理な食事制限や必死で運動をするよりも、自分の身体を根本から変える、最も楽な方法かもしれません。

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塩は本当に悪者なのか。「塩分が身体を蝕む」のウソ・ホント

塩辛いものをつつきながら日本酒を飲むのが至福の私ですが、塩分のことを考えるとちょっぴり憂鬱。スーパーに行くと減塩食品が散見され、減塩過激派の中には「塩分の摂取は少なければ少ないほどいい!」という声すらも聞かれます。”塩分は身体によくない”はもはや常識のような扱いですが、そういえば何故塩分が身体によくないのか、明確には説明できない人も多いかもしれませんね。

厚生労働省が発表する塩分の摂取基準は、男性1日8g未満、女性1日7g未満。上限は定められているものの、下限は定められていません。やはり、ギリギリまで塩分の摂取は控えておくべきものなのでしょうか?

そこで今回は、塩分がわたしたちの身体に与える影響を振り返りつつ、塩分は本当に身体に悪いのかを考えてみませんか?読み終わる頃には、素敵な塩との付き合い方が手に入れられるかもしれません。

弊害1、高血圧になる

「塩分過多=高血圧」のイメージは、かなり一般的ですよね。ではなぜ塩分を摂取しすぎると高血圧になるのか?少し難しい話になりますが、理由を説明したいと思います。

人間の細胞は、「血液」という水分の中に浮かんでいるようなイメージで、細胞の中と細胞の外(血液)の塩分濃度には、つねに一定の差があります。そして、定期的に細胞の中から細胞の外へと塩分を放つことで、エネルギーを作り出しています。

しかし、血液の塩分濃度が濃くなりすぎると、この仕組みがうまく働かなくなってしまいます。そのため、血液中の塩分が増えると、濃度を薄めるために水分を多めに蓄えるようになっています。その結果、せまい血管の中にパンパンに水分を詰め込んだ状態となり、圧力が高まる。これが高血圧になるプロセスだと言われています。

必要以上に圧力の高い状態が慢性化すると、圧迫された血管は脆くなったり、硬くなったりしていきます。この状態の血管は全身に血液を送り出す力が弱く、脳や心臓など、人間にとって重要な機関に血液を送り込むことができなくなることがあります。その結果、脳梗塞や心筋梗塞など、重篤な症状が引き起こされるのです。

弊害2、胃がんになりやすい

実は、胃がんは「感染症がん」のひとつだと言われています。胃がんは”ピロリ菌”という菌に感染したことにより罹患するがんで、実際に過去10年間の調査では、”ピロリ菌”に感染していない人が胃がんになる確率は0%という結果も出ています。

では、胃がんと塩分はどう関係しているのでしょうか。残念ながら現在の研究でははっきりしたことはわかっていません。有力な説としては、高塩分濃度は胃の粘膜を傷つけやすく、傷ついた粘膜は”ピロリ菌”の活動にうってつけの環境なのではないか、と言われています。

国立がんセンターの研究によると、塩分摂取量の多い地域ほど胃がんでの死亡率が高まっており、塩分と胃がんの相関関係は間違いなくある模様。

弊害3、腎臓疾患になりやすい

腎臓病と塩分も、とても深い関係があります。塩分を摂りすぎることで高血圧になることは既に説明しましたね。実は、腎臓は細かい血管が沢山集まっている臓器のひとつ。高血圧を引き起こすと、腎臓の血管も徐々に弱く、脆くなっていってしまうのです。

もともと、腎臓は不要な塩分と水分を体外に排出するはたらきを担っています。腎臓の血管が弱くなってしまうと、このはたらきが充分に機能しなくなってしまい、体内には更に塩分や水分が溜まってしまいます。すると、ますます血圧が上がり、更に血管に影響を及ぼす・・・という、悪循環に陥ってしまいます。

慢性腎不全が進行すると、透析など負担の大きな治療が必要になります。血管を健康に保つことは、全身の健康管理にとって欠かせないことがわかるでしょう。

弊害4、むくみやすくなる

塩分濃度が高まると、身体は水分をたくさん蓄えることで濃度を調節します。「むくみ」は身体に過剰な水分が蓄積されている状態なので、塩分を一時的に摂りすぎたことで、むくみが生じることがあります。

通常は塩分を控えるとむくみの症状は治まりますが、むくみは、血管運動性浮腫や腎臓・肝臓疾患など、重篤な病気を知らせるサインであることもあります。少しでも異常を感じたらすぐに医師の診断をあおぎましょう。

減らしすぎると昏睡状態に?塩分不足の意外な問題点

ここまで読むと、「やっぱり塩は悪いんだ!」という気持ちになってしまうのも無理はありません。でも、人は海から生まれた生き物だと言われるほど。本当に塩分を避ける暮らしが健康に繋がるのでしょうか?

何事も”ほどほど”がいいことは健康の鉄則。やはり、塩分の不足もそれはそれで問題であることがわかっています。

塩分が増えると血圧が上がるメカニズムの逆で、塩分が不足すると血圧が低下します。血圧が極端に低いと、ぼーっとしがちな印象がありませんか?これは、低血圧のために血液循環が悪い人に起こりがちな症状。他にも、低血圧は頭痛・倦怠感・食欲不振などを招いてしまいます。塩分不足は、「なんとなく元気がない」「漠然と体調がよくない」という状態を引き起こしてしまう可能性があるのです。

また、塩分は神経の伝達にも重要な役割を果たしています。汗をかき血液の塩分が失われた後に、水分を多量に摂取するのは危険な行為。急激に血液の塩分濃度が低下した結果、神経伝達に異常が発生し、昏睡状態に陥ってしまうこともあるそうです。大量の汗をかいた後は、適度に塩分を摂取することも必要です。

塩分と上手に付き合っていくために

noshのお弁当なら、「並べ替え」の機能から簡単に塩分量が管理できて便利ですが、市販のお弁当でもある程度塩分の含有量を調べることができます。

栄養成分表の「食塩相当量」の場合はそのままの量、「ナトリウム」の記載があるものは、ナトリウム(mg)×2.54÷1000が食塩相当量です。

味噌汁・漬物など塩分の摂取機会が多い日本の食生活では、過剰に摂取しがちになりはすれど、塩分不足に陥ることは少ないと言われています。気を付けなければ過剰摂取になってしまいがちな塩分、神経質になりすぎない程度に、塩分を控える生活を心がけるのが健康への近道かもしれませんね。

コラム

狂信的な「ジュース断食」を1か月実践した私が思う、本当に身体にいい食事

こんにちは、スタッフの佐野です。「経過写真のすべてを撮影しておけばよかった」といまさら後悔しているのですが、2018年の4月5日~2018年の5月1日まで、約1か月”ジュース断食”を敢行したことがあります。ファスティングが小さなブームになりつつある今、長期の断食が人のこころと身体にどのように影響するのかのひとつの実験結果として、その頃のことを振り返りたいと思います。

断食をはじめたきっかけと、実践方法について

以前の会社に勤めていた約4年で、私は8キロ太ってしまいました。深夜にわたる残業、土日を含む接待。明らかに健康的とはいえない暮らしを経て、確実に体重は増え、そして減るきっかけもありませんでした。

退職を機にやろうと思っていたのはダイエット。運動がとにかく苦手なため、ファスティングにチャレンジしようと思い至った次第です。インターネットで情報を収集し、以下のルールを設けて実践しました。

①コールドプレスジュースと水とお茶はどれだけ飲んでもOK
②固形物は口にしない
③塩分の不足を感じる時は、梅干し(大)を1日1個までOK
④体調不良を感じたらお医者さんに直行!
⑤導入と回復にそれぞれ5日を設け、徐々に食事を減らす/増やす

※本来断食は医師の指導のもと行わなければ危険です。私の真似をして身体を壊しても責任が持てませんので、必ずプロに相談して実践してくださいね!

前日に最後の導入食を食べながら「嗚呼…これでしばらくは美味しいものはおあずけかあ」などと考える。大好きなお酒にもしばらく逢えません、寂しい…。

脳内は食べ物のことでいっぱいに・・・初日~4日めまでの変化。

さて、この日のために買い込んだ無農薬のにんじんをベースに、コールドプレスジュースを作ります。私はにんじんが大好きなので、これは長く続けられそう!

という期待をよそに、2日目には既ににんじんジュースに飽きてきました。「お腹もそんなに空かないし楽ちん♡」という口コミに恨みを抱きつつ、頭の中には炒飯!カレー!ラーメン!と、ハイカロリー食品が駆け巡ります。

ミネラルウォーターはいつもと変わらない量を飲んでいましたが、3日目から明らかにトイレに行く回数が増えました。既に身体は軽くなって、なんだか身体によさそうな感じがプンプン。4日目には既に1.5kgの減量に成功し、「もうここでやめてもいいのでは…」という気分になっていました。

「空腹」という概念からの解放、悟りの境地へ?5日~2週間までの記録。

そうして迎えた5日目。突然悟りの境地が訪れました。そうです。まったくお腹が減らないのです!「断食によって血糖値が安定すると、空腹感がなくなる」という情報は以前から心得ていましたが、こんなにも落ち着いてしまうものなのか…。

また、この期間について特筆すべきは、明白に集中力が向上したこと。空腹感にも振り回されず、食事に時間も使わず、集中力も向上しているので、読書も勉強もめきめきはかどります。

体重も1日200~300gずつ減少していき、体調も上々。身体にいいことをしている!という実感が湧いてきて、なんとなくハイテンションです。このまま永遠にファスティングできてしまいそうな無敵感に気分上々。しかし、この時はまだ、この後に訪れる苦悩を知りもしなかったのです…

減らない体重、迫りくる眩暈。暗黒の2週間~3週間を迎える。

あっという間に4kg程度の減量を成し遂げた頃、突然の身体の変化が。なんと、体重が下げ止まりになったのです。この頃既にある程度ダイエット結果に満足はしていましたが、頑張っているのに結果が出ない状況にモチベーションは急降下。

更に、立ち眩みの頻度もかなり高く、お風呂に入るだけでぐんぐん体力を奪われる感覚にビックリ。ちょっとした運動でも心臓がバクバク…先週まであんなに元気だったのに、なんだか逆に身体に悪いことをしているような…。

そしてある日。待ち合わせのためにカフェでお茶をしていたところ、お菓子がついてきました。久々に目にする甘いもの…誘惑に負けて一口、口にしてしまいました。すると、突然の眠気に頭がフワ~…。血糖値が急上昇したせいでしょうか。

もうそろそろいいかな…。遂に最終日を迎える

3週間以後も体調に変化はなく、あまり「元気」とは言えない状態であるものの、減らなかった体重が1日100g前後ずつ再び減るように。しかし、何故かなんとなく浮腫んでいるような感じもします。

全体的には体重は約4.5kgの減量を達成したものの、そろそろ限界を感じ、回復食を始めることにしました。

この日食べた具なしのお味噌汁と重湯の美味しいこと、感動で涙がちょちょ切れそうになります。しかも、かなりの薄味で作ったつもりでもしっかり塩味やお米の甘みを感じるように。普段どれだけ濃すぎる味に慣れていたんだろう…という気分になりました。

長期的な断食は逆効果かも?長期断食で感じた個人的な感想のまとめ

その後は回復食を慎重に増やしていきましたが、一旦抜けきった水分が身体に戻ってきたせいか、3kg程度の減量で長期断食はフィニッシュ。

個人的な感想としては、2週間以降は体調も悪く、頑張った分の成果があまり得られなかったため、やらなくてもよかったかな?と今でも思っています。

普段酷使している内臓を休める意味では、短期的な断食は効果的かもしれません。しかし、「減量」にコミットするのであれば、糖質や脂質を控えた健康的な食事を継続する方が、無理なく結果が出せてリバウンドもしにくいのではないか?というのが、長期断食をしてみた私の感想でした。

何事も継続が肝。短期間で理想の身体を手に入れようとするより、長期的な目線で食生活を改善していく方が、心にも身体にも優しく、健康的でいられるのでしょうね。

コラム

秒速でスリムになれる?空腹知らずの”ケトン体”ダイエットで魅力的なボディは作れるのか

唐辛子、寒天、りんご、黒酢に納豆・・・ひと昔前は、特定の食べ物に頼るダイエットが流行していましたね。ご年齢が30歳以上の方なら、「入隊おめでとう!」から始まる、あのエクササイズDVDで汗を流した人も多いはず。そういえば、お腹の中で寄生虫を飼う、都市伝説のようなダイエットもあったとかなかったとか。

移り変わるダイエットの流行の中で、最近は「きちんと食べて痩せる」ダイエットが主流。ご存知の通り、「糖質制限ダイエット」は、一大ブームを築きました。

糖質制限ダイエットの中でも、最もトラディショナルとも言えるのが”ケトン体ダイエット”。さかのぼること約50年、1970年代には既に提唱されていたこの方法が、「みるみるうちに痩せる!」「2週間で確実な効果!」と、ふたたび話題になっているのをご存知でしょうか。

再ブレイクを果たしたケトン式ダイエット。その、めざましい効果の秘訣

“ケトン体ダイエット”とは、ふだん「糖」をエネルギーにしているわたしたちの身体を、「脂肪」が燃焼してエネルギーに変わる状態に切り替える、というダイエット方法です。実践するためには、炭水化物などの糖質を厳格に制限する必要があります。

糖質をほとんど摂取しないと、「糖」の代わりに体内にある「脂肪」が分解され、エネルギーに代わることがわかっています。この、分解された脂肪のことを”ケトン体”といい、ケトン体をエネルギーに活動する状態は”ケトーシス”と呼ばれています。

また、糖質を摂取しすぎると、ある程度までは「グリコーゲン」として筋肉に蓄えられるものの、筋肉に蓄える量がいっぱいになると、「中性脂肪」として脂肪細胞に蓄えられることもわかっています。油ものを食べていなくても太ってしまうのは、糖質のこのようなはたらきが原因だったのですね。

すなわち、糖質を一定量まで制限すると、脂肪をエネルギーとして利用できるようになるために痩せ、脂肪細胞が大きくならないために太ることもない。これが”ケトン体ダイエット”の秘訣です。

糖質20g以下の大きな壁。正しい実践方法を知ろう

では、”ケトン体ダイエット”の実践に適切な糖質の摂取量はというと、最初の2週間はなんと「1日20g以下」。バナナたった1本でアウトになってしまいます。健康な成人の炭水化物の摂取の目安は通常60g前後と言われているので、なかなかにストイックですね。重要なのは、代謝が落ちてしまわないように、カロリーは適量をきちんと摂取すること。空腹を我慢しなくてもいいのは”ケトン式ダイエット”の利点ではないでしょうか。

甘いものや穀物だけでなく、ケチャップや豆などにも糖質は含まれているので、自炊の場合は糖質量の管理が面倒。ひたすらにサラダチキンを貪るような生活が目に浮かんでしまいます・・・。noshのお弁当であれば、たとえば鮭ごまの風味焼き焼き鳥の柚子胡椒牛肉のデミグラスソース煮のすべてを1日で食べてもセーフです。

2週間の「修行」を終えたら、5g程度ずつ徐々に摂取する糖質の量を上げていきます。実は重要なのは最初の2週間でなく、ケトーシスの状態に身体が慣れたこの時期だそう。ここで気を緩めて自分へのご褒美を楽しんでしまうと、全てが水の泡です。少しずつ糖質を増やしても、一定の糖質量に至るまではまだケトーシスの状態が維持されるため、体重は減り続けます。

この手順で糖質量を増やしていくと、ある時点で体重が増加に転じるタイミングを見つけることができます。ここが「これ以上糖質を摂取すると太る」という糖質の量になります。”ケトン式ダイエット”実践後もこの糖質量までに制限しておけば、理論上はリバウンドもなし。成人だと50g前後のことが多いそうですが、せっかくチャレンジするからには適切な糖質量を見つけるところまで頑張ってみてはいかがでしょうか。

本当は怖い?ケトン式ダイエットの落とし穴

ここまで読むと、さぞかし効果のあるダイエット方法なのではないか、と思えてきますよね。でも、どんなダイエットにも言えるように、”ケトン式ダイエット”にもある程度のリスクがあります。

糖質を制限する食事をするということは、摂取するカロリーをタンパク質や脂質に依存する、ということ。特にタンパク質の摂取量はかなり増えるはずです。腎臓に疾患がある方はタンパク質を制限する必要がある他、食生活の大きな変化は予期せぬ影響を身体にもたらすことがあるため、なにかしら疾患のある方は必ず医師の指導のもとで実践しましょう。

また、ケトン体ダイエットで起こりやすいリスクとして、”ケトアシドーシス”と呼ばれる状態を引き起こすことが言われています。ケトアシドーシスとは、体内のケトン体の濃度が異常に高まることで、腹痛・嘔吐・脱水・喉のかわき・息があがる等、さまざまな症状が発生することを指します。通常、糖尿病の患者に起こりやすい急性代謝失調と言われていますが、健康な方でも”ケトン体ダイエット”実践中には発生することがありますので、少しでも異常を感じたらすぐに医療機関を受診してください。

また、”ケトン式ダイエット”実践者からよく聞く難点として、「体臭・口臭が強くなる」というものがあります。実は、この臭いの原因もケトン体。ケトン体のひとつである「アセトン」が体外に出て揮発することで、独特の臭いを放つのです。これは決して異常なのではなく、むしろ脂肪が分解されている印でもあるのですが、ちょっと気になりますよね。

安全に美しい身体を手に入れるために

注意事項を守りながら実践すれば、かなりの効果が期待できる”ケトン式ダイエット”。ただし、糖質20g以下の食生活を継続するには、ストレスがつきものです。

極端な糖質制限は、あくまで一時的なダイエットとして実践すること。栄養が偏らないように、いろんな食品を口にすること。リバウンドしないように、体重が減少した後も暴飲暴食を防ぐこと。当たり前のようですが、せっかくの努力を一時的なものに終わらせないために、日頃の健康意識と美意識がもっとも重要かもしれません。

夏まであと半年もありません。効果的なダイエット方法のひとつとして、”ケトン式ダイエット”にチャレンジしてみませんか?