骨格ウェーブに最適なダイエット法|管理栄養士が教える食事と運動のポイント

HEALTH

 

「骨格診断でウェーブタイプと診断されたけど、ダイエットがうまくいかない」 「上半身は華奢なのに、お尻や太ももがなかなか痩せない」
もしあなたがそう感じているなら、それは骨格ウェーブの特性に適したダイエット方法ではないからかもしれません。
 
筋肉よりも脂肪がつきやすく、特に下半身に脂肪や水分がたまりやすいという方は、骨格ウェーブの可能性が高いです。
そのため、一般的なダイエット法を試しても、期待するような効果が得られないと悩むこともあるでしょう。
 
骨格ウェーブの体質を正しく理解し、適切なアプローチをすれば、魅力を最大限に引き出し、理想のメリハリボディを手に入れられます。
管理栄養士が、骨格ウェーブに効果的なダイエット法を、食事、運動、筋トレ、セルフケアの4つの側面から徹底解説します。
 
※「骨格ウェーブ」などの分類はファッション理論に基づく考え方であり、医学的根拠に基づくものではありません。体質や感じ方、効果には個人差があります。

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骨格ウェーブの体質を深く理解する

ダイエットを成功させるためには、まず自分の体の特性を深く知ることが不可欠です。
骨格ウェーブには、次の身体的特徴と太り方をする方が当てはまる傾向にあります。

  • 体型: 首が長く、鎖骨がくっきりと出ていて、上半身は華奢で細い印象です。肩幅も狭く、バストも控えめな方が多いです。一方で、下半身はヒップが平面的で、太ももやふくらはぎに脂肪がつきやすいのが特徴です。全体として、なめらかで曲線的なボディラインを持っています。
  • 肌質: 筋肉よりも脂肪がつきやすく、肌の質感はふんわりと柔らかいです。
  • 太り方: 体重が増えると、まずはお腹周りや太もも、お尻といった下半身から肉がついていきます。特に下腹部がぽっこりと出やすいため、ウエストラインがぼやけてしまいがちです。
  • 代謝: 筋肉量が少ないため基礎代謝が低くなりがちです。これは、日常生活で消費するカロリーが少ないことを意味し、太りやすい要因となります。また、血行やリンパの流れが滞りやすいため、むくみやすい体質を持っています。朝は足がすっきりしているのに、夕方になるとパンパンになるという経験がある方も多いでしょう。

これらの特徴から、骨格ウェーブのダイエットでは、単に体重を落とすだけでなく、「全身の巡りを良くしてむくみを解消すること」「下半身の筋肉を適度につけて引き締めること」が成功の鍵となります。
 
闇雲な食事制限や激しい運動は、かえってリバウンドを招いたり、上半身だけが痩せすぎて不健康な印象になったりすることがあります。

食事で体の内側から痩せやすい体質を作る

ダイエットの基本は「食事」にあります。
特に骨格ウェーブの場合、むくみやすい体質を根本から改善するような食生活を心がけましょう。
これは単にカロリーを制限するだけではありません。

体を温める食材で代謝・巡りをサポートする

骨格ウェーブさんは冷えやすい傾向があるため、まずは体を内側から温める食材を積極的に摂ることが重要です。
体が冷えると血行が悪くなり、代謝も低下します。
血行不良はむくみを悪化させ、ダイエットの妨げとなります。
 
おすすめの食材は、次のとおりです。

  • 根菜類
  • 発酵食品
  • 温かい飲み物

ごぼう、にんじん、れんこん、だいこんなどの根菜類は、体を温める作用があるといわれています。
とくに、しょうがやにんにくは、体を温め、代謝・巡りをサポートするといわれています。
 
納豆、味噌、キムチ、ヨーグルトなどの発酵食品は、腸内環境を整え、体全体の巡りを良くするのに役立つ食品です。
腸内環境が整うと、栄養の吸収や代謝の流れに良い影響を与えると言われています。
 
さらに、朝起きたら白湯を飲む、食事中に温かいスープを摂るなど、温かい飲み物を意識的に取り入れるだけでも、体の冷えを和らげられます。

塩分・糖分・脂質を賢くコントロールする

塩分の過剰摂取は、体内の水分バランスを崩してむくみを引き起こす最大の原因の一つです。
加工食品や外食は塩分が多く含まれているため、できるだけ控えるか、薄味を心がけましょう
 
また、調理の際は、出汁やスパイス、ハーブなどを活用して、塩分を減らしても美味しく食べられる工夫をすることが大切です。
糖分や脂質の摂りすぎは、下半身への脂肪蓄積を促進します。
 
とくに、ケーキやクッキーなどの精製された糖質は血糖値を急激に上げ、インスリンの分泌を促すため、脂肪が蓄えられやすくなります。
間食は、アーモンドやくるみなどのナッツ類、ドライフルーツ、無糖ヨーグルトなど、体に良いものを選びましょう。
 
調理法も、揚げ物よりは蒸し料理や煮物、グリルを選ぶことで、カロリーと脂質を抑えることができます。

良質なタンパク質と食物繊維を意識的に摂る

筋肉量が少ない骨格ウェーブにとって、筋肉の元となる良質なたんぱく質を意識的に摂ることは、筋肉維持や代謝に関わる重要なポイントの一つです。
タンパク質は筋肉の修復や生成に欠かせない栄養素であり、基礎代謝の維持や、太りにくい体づくりに役立つと考えられています。
鶏むね肉、ささみ、魚、大豆製品(豆腐、納豆)、卵などを毎食に取り入れることを意識しましょう。
 
また、食物繊維は腸内環境を整え、便秘を解消し、老廃物の排出をスムーズにする役割があります。
便通が整うことで、お腹周りが軽く感じられる方もいます。
 
野菜、きのこ、海藻、こんにゃくなどを積極的に摂ることで、満腹感を得やすく、食べすぎを防ぐ効果も期待できます。

ナッシュで無理なく目指す『痩せやすい食習慣』

骨格ウェーブさんが、忙しくても健康的なスタイルづくりを目指すなら、ナッシュの冷凍宅配食がおすすめです。
 
すべてのメニューが管理栄養士監修で、タンパク質や食物繊維を摂取できる商品ラインナップもあります。
腸内環境を意識しながら、代謝の維持や巡りのサポートが期待できる野菜類などの食材も多く採用しています。
 
たとえば「かぼちゃ&チキンのホワイトソース」「元気満点!野菜と鶏肉の爽やか葱だれ」などがおすすめです。

かぼちゃ&チキンのホワイトソース
ホワイトソースにチキン・かぼちゃ・チーズを重ねた濃厚で満足感のある一皿
副菜:彩り野菜サラダ、キャベツのクリームソース、人参と枝豆のソテー

メニューの詳細を見る
元気満点!野菜と鶏肉の爽やか葱だれ
柔らかな鶏もも肉に、葱と生姜の特製だれを絡めた食欲そそる逸品
副菜:しろ菜の玉ねぎ醤油、いんげんキャベツ、枝豆にんじんの甘酢あえ

メニューの詳細を見る

※商品は記事公開時のものです
 

電子レンジで温めるだけで栄養バランスの考えられた食事が完成するため、料理の手間を省きつつ継続できるのも魅力です。
無理な食事制限に頼らず、ナッシュと適度な運動を組み合わせて「食べながら痩せる」習慣をはじめてみてください。

\ナッシュの魅力を深掘り!/

有酸素運動で全身の脂肪を効率的に燃焼させる

全身を動かす有酸素運動は、継続することで脂肪燃焼を助け、健康的なスタイルづくりを目指すのに役立ちます。
とくに、下半身に負担をかけすぎない運動を選ぶことが大切です。

 

ウォーキング

最も手軽に始められるのがウォーキングです。
ただ歩くだけではなく、少し速めに大股で、腕を大きく振って歩くことを意識すると、運動効果が格段にアップします。
背筋を伸ばし、正しい姿勢で歩くことで、体幹も鍛えられます。
 
通勤時に一駅分歩く、ランチタイムに散歩をするなど、生活の中に無理なく取り入れることが継続のコツです。
また30分以上続けることで、脂肪燃焼効率が高まります。

サイクリング

サイクリングは、体重が膝や足首にかかりにくいため、下半身に負担をかけたくないウェーブさんに最適な運動です。
景色を楽しみながらおこなえるため、飽きずに続けやすいというメリットもあります。
ペダルをこぐ際には、太ももの前面ではなく、お尻や太ももの裏側の筋肉を使うことを意識すると、脚が太くなるのを防ぎながら、効率的に脂肪を燃焼させられます。

水泳・水中ウォーキング

水の浮力で関節への負担が少ない水泳や水中ウォーキングは、むくみやすい骨格ウェーブさんに最適な運動です。
水の抵抗が全身をバランスよく鍛え、血行を促進するため、むくみの解消にもつながります。
 
泳ぐのが苦手な方でも、水中を歩くだけで十分な運動効果が得られます。

筋トレでメリハリのあるボディラインを作る

闇雲に筋トレをすると、かえって脚が太くなってしまうこともあります。
骨格ウェーブのダイエットでは、「鍛えるべき部位と避けるべき部位」を理解することが非常に重要です。
 

鍛えるべき部位

  • ヒップ(お尻): 骨格ウェーブさんはヒップが平坦な傾向にあるため、ヒップアップすることで脚が長く見え、女性らしいS字カーブが際立ちます。
  • 太ももの内側: 内腿を引き締めることで、脚全体のラインがスッキリと整います。
  • お腹(腹斜筋): くびれを作るためには、わき腹の筋肉を鍛えることが効果的です。
  • 背中: 背中の筋肉を鍛えることで姿勢が良くなり、華奢な上半身の魅力をより引き立てることができます。

避けるべき部位

  • 太ももの前面(大腿四頭筋): スクワットなど、太ももの前面を過度に鍛えすぎると、脚が張ってしまい、全体的に太く見えてしまう可能性があります。

骨格ウェーブに最適な筋トレメニュー

ヒップスラスト 

仰向けに寝て膝を立て、お尻の力だけでゆっくりと持ち上げるトレーニングです。
お尻と太ももの裏側に集中して効かせることで、美しいヒップラインを作ります。
負荷をかけたい場合は、お腹の上に重りやペットボトルを置くと良いでしょう。

サイドクランチ 

横向きに寝て上半身を起こすことで、わき腹の筋肉にアプローチします。
継続することで、理想のくびれを手に入れることができます。

サイドランジ 

足を肩幅より広く開いて立ち、片側に体重を移動させながら腰を落とすトレーニングです。
お尻や太ももの内側を意識して行うことで、下半身の引き締めに効果を発揮します。

バックエクステンション 

うつ伏せになり、背中の力で上半身をゆっくりと持ち上げるトレーニングです。背筋を鍛えることで、姿勢が良くなり、スタイルアップにつながります。

ストレッチとマッサージでむくみを徹底解消する

骨格ウェーブさんのダイエットにおいて、ストレッチとマッサージは、食事や運動と同じくらい重要な要素です。
 
骨格ウェーブさんは筋肉量が少なく、心臓から遠い下半身の血流やリンパの流れが滞りやすく、むくみという形で現れやすいためです。
むくみは単に見た目が悪くなるだけでなく、老廃物が蓄積され、代謝の低下を招くため、痩せにくい体質を作る原因となります。

入浴後のセルフマッサージで巡りを促進

体が温まり、筋肉が緩んでいる入浴後は、マッサージの効果を最大限に引き出す絶好のタイミングです。
ボディクリームやオイルを使用し、肌への摩擦を減らしながらおこなうことで、血行促進とリラックス効果の両方が期待できます。

下半身全体のマッサージ 

マッサージの基本は、心臓に向かって下から上に流すことです。
まず、足首からスタートし、両手のひらでふくらはぎを包み込むようにしながら、ひざの裏にあるリンパ節に向かってさすり上げます。
 
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれるほど血流に重要な役割を果たすため、特に丁寧に行いましょう。
ふくらはぎを両手で掴み、雑巾を絞るようにねじりながらマッサージすると、筋肉のハリもほぐれ、より効果的です。
 
次に、太もも全体を同じようにひざから脚の付け根(鼠径部)に向かって押し流します。
太ももの裏側や内側も、まんべんなくマッサージすることで、セルライトケアの一環として役立つといわれています。

リンパ節を優しくプッシュ 

老廃物のゴミ箱とも言われるリンパ節を刺激することも大切です。
ひざの裏にあるリンパ節を優しくプッシュしたり、太ももの付け根にある鼠径部を手のひら全体でそっと圧をかけたりすることで、流れをさらにスムーズにできます。

股関節ストレッチで血流を改善

股関節が硬いと、骨盤周りの血流が悪くなり、下半身の冷えやむくみを引き起こしやすくなります。
毎日のストレッチで股関節の柔軟性を高めることは、根本的な体質改善につながります。

開脚ストレッチ

床に座り、両脚をできる範囲で広げます。
背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと体を前に倒していきます。
やや痛く気持ち良く感じるところで30秒ほどキープしましょう。
無理に体を倒そうとすると筋肉を痛める可能性があるので、自分の体の声を聞きながら行うことが重要です。

四股(しこ)踏みストレッチ 

相撲の四股踏みのように、足を大きく開き、腰を落とすストレッチも効果的です。
太ももの内側や股関節が伸びるのを感じながら、ゆっくりと上下に動くことで、血行が促進されます。
 
これらのストレッチやマッサージは、日々の生活に無理なく取り入れることが大切です。
毎日5分でも10分でも、継続することで徐々に体の変化を感じられるでしょう。

まとめ

骨格ウェーブさんは、下半身太りやむくみといった悩みを抱えやすい一方で、もともと女性らしく、しなやかな曲線美を持っています。
本記事でご紹介した「食事・運動・筋トレ・セルフケア」のバランスの取れたアプローチを、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。
 
無理なダイエットではなく、健康的に、そして美しくなることを目指すことが成功への一番の近道です。
継続的に健康な生活を送るためには、手軽に食べられるナッシュを取り入れていくこともおすすめです。
ぜひ公式サイトから好きな商品を選んで、試してみてください。

\ナッシュの魅力を深掘り!/

※本記事は一般的なヘルスケア情報の紹介であり、特定の効果を保証するものではありません。体調や疾患に関する不安がある場合は、医師等の専門家にご相談ください。効果には個人差があります。

村瀬由真 管理栄養士

病院・給食委託会社での勤務経験あり。生活習慣病・精神疾患患者の栄養指導や嚥下食開発に従事。心と体を整える食生活支援を得意とし、現在はフリーランスWEBライターとして食事関連の記事執筆・監修を行う。

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