脂肪燃焼スープは痩せる?効果的な食べ方やおすすめの食材・レシピを解説
YoutubeやSNSでも話題の「脂肪燃焼スープ」
健康的に痩せたいと考える人に、人気のダイエット方法です。
「脂肪燃焼スープはどのようなものなの?」
「本当に痩せるの?」
と疑問に思っている方も多いでしょう。
この記事では、脂肪が燃えるメカニズムについて解説すると共に、脂肪燃焼スープにおすすめの食材とレシピを紹介します。
ぜひ、脂肪燃焼スープを取り入れた健康的な食事で、燃えやすい体を目指しましょう。
脂肪燃焼スープとは?
脂肪燃焼スープとは、脂肪を燃やしやすい食材や野菜をたくさん使ったスープのことです。
世の中にはたくさんの「脂肪燃焼スープ」の情報があり、作り方や食べ方もさまざまです。
名前だけ聞くと「食べるだけで痩せるのでは?」と考えてしまいますが、実際はどうなのでしょうか?
食べるだけで痩せる食べ物はない
結論を言うと、食べるだけで痩せる食べ物はありません。
痩せるかどうかは、摂取カロリーと消費カロリーのバランスで決まります。いくらカロリーが低い食べ物を選んでも、消費カロリー以上の量を食べれば痩せません。
つまり、余分な脂肪を燃やしたいと思ったら、摂取カロリーを減らし、消費カロリーを増やすことが重要です。
痩せるために知りたい!エネルギー消費のメカニズム
人がエネルギーを消費する方法には主に、消費が大きい順に以下の3種類があります。
- 基礎代謝
- 身体活動
- 食事誘発性熱産生
それぞれについて、詳しく解説します。
1.基礎代謝によるエネルギー消費
基礎代謝は、人のエネルギー消費量の約60%を占めます。
この基礎代謝の量は、年齢や、性別、体格などに左右されます。基本的に「体が大きい」「筋肉質」「若い」という人ほど、基礎代謝量が大きくなります。
また、体温によっても基礎代謝量は変わります。
例えば、体温が1度上がると基礎代謝は13%増えるとされています。そのため、体温が高い人ほど消費カロリーが高く、太りにくいと言えます。
ですから、脂肪燃焼スープを効果的に取り入れて、体温を上げていきましょう。
2.身体活動によるエネルギー消費
身体活動エネルギーとは、運動や日常生活動作などで消費するエネルギーのことです。
よく体を動かすのか、座りっぱなしなのか、などの生活パターンによって、消費量は大きく変動します。
消費カロリーを上げるために、積極的に運動をして、身体活動エネルギーを増やしましょう。
1駅歩いて通勤する、買い物のために少し遠いスーパーまで歩いて行くというように、日常生活で少しずつ運動を取り入れていくこともおすすめです。
3.食事誘発性熱産生(DIT)によるエネルギー消費
食事誘発性熱産生(DIT)は、食べたものを消化・吸収するときに消費されるエネルギーのことです。
食べた後に、体が温まると感じた経験はありませんか?
それは食事誘発性熱産生(DIT)の働きにより、脂肪が燃えているためです。
食事誘発性熱産生(DIT)で消費されるエネルギーの量は、たんぱく質が最も多く、次に糖質、脂質の順になっています。つまり、たんぱく質多めの食事の方が、食後に脂肪を燃焼させやすいのです。
ですから、食事誘発性熱産生(DIT)の高い食材を意識して、脂肪燃焼スープの食材を選んでみるとよいでしょう。
脂肪燃焼スープのおすすめの食べ方
脂肪燃焼スープを食べるときは、食べ方にもポイントがあります。以下の方法で食べると、食事誘発性熱産生(DIT)が増え、ダイエットに効果的です。
1.朝食で食べる
食事誘発性熱産生(DIT)は、昼食や夕食に比べて朝食が最も高くなります。
そのため、午前中から消費エネルギーを増やして活動的に過ごすためには、朝食で食べるのが最もおすすめです。
朝に作る時間がない方は、前日に作り置きをしておくのもよいですね。
2.よく噛んで食べる
野菜を大きめに切ったり、歯ごたえのある食材を選んだりして、よく噛んで食べるようにしましょう。
よく噛んで食べることで、食事誘発性熱産生(DIT)が高まります。また、満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。
3.よく温めて食べる
温かいスープを食べることで、体が温まり代謝がアップします。体を温める食材を入れるのもおすすめです。
体温を上げることで、消費カロリーが増えます。後で紹介する、体を温める食材の入った温かいスープを食べ、脂肪の燃えやすい体を作りましょう。
4.たんぱく質を積極的に摂る
たんぱく質は、食事誘発性熱産生が高く、筋肉のもとにもなります。
筋肉を増やすと基礎代謝アップにもつながります。そのため、たんぱく質が豊富な食材を使った脂肪燃焼スープと、運動を組み合わせると、ダイエットに効果的です。
肉の中でも、鶏むね肉は脂質が低く、たんぱく質が豊富なおすすめ食材です。他にも豆腐や卵など、意識的にたんぱく質を摂り入れましょう。
脂肪燃焼スープにおすすめの食材
ここからは、脂肪燃焼効果を高めるためにおすすめの食材を紹介します。
食事誘発性熱産生が高まりやすい食材や、肥満を抑制しやすい食材などがあります。
それらを温かいスープにして食べれば、体温を上昇させて基礎代謝アップも目指せるでしょう。
1.体を温める食材
食事誘発性熱産生を高め、体を温めやすい食材は以下の通りです。
- たんぱく質が豊富な肉・魚類
- とうがらし
- しょうが
- にんにく
- カフェインの入ったコーヒー
- 魚の油
とうがらしは、食べると体がぽかぽかしますよね。他にもしょうがやにんにく、魚油も体をよく温めてくれます。
2.褐色脂肪細胞を増やす食材
脂肪には、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞 」の2種類があります。
「白色脂肪細胞」はいわゆる体脂肪で、皮下や内臓にたくさん存在しています。そして、エネルギーを脂肪に変えて溜めこむ働きをします。
一方「褐色脂肪細胞」の役割は、体の脂肪を分解・燃焼して、体を温めることです。
魚の油には、褐色脂肪細胞を増やす効果があるとされていています。そのため、体脂肪の減少や体温上昇が期待できます。
体脂肪を燃やしたい場合は、たんぱく質の中でも魚を多めに摂取するよう心がけるとよいでしょう。
3.腸内環境を改善させる食材
脂肪燃焼スープには、腸内環境を改善させる食材もおすすめです。腸内環境が改善すると肥満抑制につながると言われています。
腸内環境の改善には、乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維を含む食品がおすすめです。
乳酸菌が多い食べ物には、ヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆、漬物などがあります。
またオリゴ糖や食物繊維は、野菜、果物、豆類などに含まれています。
これらの食材を多く含む、野菜たっぷりのスープにするとよいでしょう。
4.エネルギー代謝を助ける食材
エネルギー代謝とは、摂取した栄養を体内でエネルギーに変えることです。
ビタミンB1は糖の代謝を促し、ビタミンB2はエネルギー代謝全般を助けます。
- ビタミンB1が多い食材:豚肉や玄米、豆類など
- ビタミンB2が多い食材:レバー、アーモンド、うなぎ、納豆、卵など
ビタミンB1、B2を摂取すれば、食事として食べた糖やたんぱく質、脂質などの栄養素を、効率良くエネルギーに変えることができます。
脂肪燃焼スープのおすすめレシピ
脂肪燃焼をするためにおすすめの食材を使った、脂肪燃焼スープのレシピを紹介します。
レシピを参考にして、お好きな具材を足すなどして、アレンジしてみるのもいいですね。
野菜たっぷり豆乳鍋風スープ
豆乳を使った鍋風の脂肪燃焼スープです。にんにくやしょうがなどを入れると体が温まりますよ。
【材料】2人分
- お好きな野菜(白菜、水菜、にら、大根、にんじん)
- きのこ(しめじ、しいたけ)
- 鶏もも肉
- 豆腐 1丁
- 豆乳 300ml
- 昆布だし 適量
- にんにくチューブ 適量
- しょうがチューブ 適量
- 味噌 50g
- しょうゆ 少々
- 塩 少々
【作り方】
- 大根、にんじんは1センチ厚のいちょう切りにする
- 白菜、水菜、にら、鶏もも肉などは食べやすい大きさに切る
- 鍋に水と昆布だし、調味料を入れ、火にかける
- 硬い野菜ときのこ、鶏もも肉を入れ、しばらく煮込む
- 火が通ったら豆乳、味噌を加える
- 葉野菜、豆腐を入れ、弱火で火を通す
野菜たっぷりコンソメスープ
お好きな野菜を山盛りお鍋に入れて、コンソメで味を付けるだけの簡単脂肪燃焼スープです。
食物繊維もしっかり摂れて栄養満点です。
【材料】2人分
- お好みの野菜(キャベツ、玉ねぎ、にんじん、セロリ、トマト、ピーマンなど)
- コンソメ 小さじ2
- 水 300ml
- 塩こしょう 少々
【作り方】
- 玉ねぎはみじん切り、その他の野菜は一口大に切る
- 鍋に野菜と水、コンソメを入れる
- 野菜が柔らかくなるまで煮込む
- 塩コショウで味をととのえる
酸辣湯
酸辣湯とは酸味と辛味の中華スープです。いつもの味に飽きたら、いつもと違った味に挑戦してみてはいかがでしょうか?
とうがらしが入っているため、身体を温める効果が高まります。
【材料】2人分
- 卵 1個
- 絹ごし豆腐 1丁
- たけのこ 20g
- しいたけ 20g
- 鶏ささみ 2本
- 鶏ガラスープの素 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1/2
- 酒 大さじ1/2
- 酢 大さじ1/2
- 塩こしょう 適量
- 片栗粉 適量
- 三つ葉 お好みで
- とうがらし お好みで
【作り方】
- たけのこ、しいたけは細切り、豆腐は食べやすい大きさに切る
- 鶏ささみも食べやすい大きさに切り、片栗粉をまぶす
- 鍋に調味料と水3カップを入れ、ひと煮立ちさせる
- たけのこ、しいたけ、鶏ささみを加え、火を通す
- 片栗粉でとろみをつけ、豆腐を入れる
- 塩コショウで味を調え、三つ葉ととうがらしを乗せる
脂肪燃焼スープを食べて燃えやすい体を目指そう
ダイエットのためには、消費エネルギーと摂取エネルギーの量に気をつけながら、栄養バランスの整った食事をするのが大切です。
そのうえで、今回おすすめした食材を取り入れたり、意識して体を動かしたりすれば、脂肪が燃えやすい体に変わっていくでしょう。
脂肪燃焼スープを生活に取り入れて、健康的なダイエットをしましょう!
ダイエットサポートにナッシュを活用しよう!
今回は脂肪燃焼スープにおすすめの食材とレシピを紹介しました。
しかし、料理をする時間がない、栄養バランスを考えて食事を作るのはめんどうだ、というときもありますよね。毎食スープを食べるのに飽きてしまうかもしれません。
そんな方は、ナッシュの冷凍宅配弁当を試してみてはいかがでしょうか?
ナッシュのお弁当は、管理栄養士がメニューを開発しています。すべてのメニューが糖質30g、塩分2.5g以下で設計されており、それぞれの栄養素やカロリーもHPのメニューから簡単に確認することができます。
自社のシェフが監修しているので、味も美味しくメニューも60種類以上と豊富です。美味しく飽きずに続けることができますよ。
ぜひ、ナッシュの詳しい情報をチェックしてみてください。
この記事のKEYWORDS :