ワインを毎日飲むと太る?カロリーや太らない飲み方について解説
「ワインは太りにくいから飲んでも大丈夫?」
「ワインは太りやすいと聞いたけれど…」
どちらもよく耳にするため、日常的にワインを飲む方は気になるところでしょう。
ブドウが原料で甘みのあるワインは、カロリーや糖質が多いイメージがあるかもしれません。
今回は気になるワインのカロリーや糖質量、太りにくい飲み方を詳しく解説します。
ワインのカロリー・糖質量は?
ワインはカロリーや糖質量がそこまで高くないため、太りにくいお酒だといえます。
カロリーや糖質量をワインの種類ごとや他のお酒と比較してみましょう。
ワインのカロリー
太るかどうかを判断するときにまず知っておきたいのがカロリーです。カロリーが高いほど太りやすい飲み物だといえます。
ワインには種類があり、それぞれの100mlあたりのカロリーは以下のとおりです。
白ワイン | 68kcal |
ロゼワイン | 71kcal |
赤ワイン | 75kcal |
スイートワイン | 125kcal |
基本的には70kcal前後ですが、甘みの強いスイートワインはやや高めとなっています。次に他のお酒100mlあたりのカロリーと比較してみましょう。
種類 | 100mlあたりのカロリー |
ビール | 39kcal |
発泡酒 | 44kcal |
日本酒 | 107kcal |
焼酎 | 144kcal |
梅酒 | 155kcal |
ウイスキー | 234kcal |
このように、ワインはお酒の中でも比較的カロリーが低いことが分かります。
ビールや発泡酒は低カロリーに見えます。しかしワインはグラスで飲むのに対し、ビールはジョッキで飲むことが多いため、飲酒量が増える傾向にあります。
そのため、ビールなどと比較しても、ワインは低カロリーに抑えられるお酒だといえるでしょう。
ワインの糖質量
カロリーの次に気になるのが糖質量です。
糖質が多いと血糖値が上がりやすく、食後に体脂肪が合成されやすくなります。そのため、ダイエット中はなるべく糖質の摂取量を抑える必要があります。
ワインの糖質量は以下のとおりです。
種類 | 100mlあたりの糖質量 |
白ワイン | 1.5g |
赤ワイン | 2.0g |
ロゼワイン | 4.0g |
スイートワイン | 13.4g |
ワインの中でも赤ワインと白ワインはとくに糖質量が低いことが分かります。糖質量も他のお酒と比較してみましょう。
糖質量が0gである焼酎やウイスキーには及ばないものの、日本酒やビールと比べると糖質量が低いことが分かりますね。
ただしワインは品種によって糖質量が変わります。中には糖質量が多いワインもありますので、選ぶ際には注意してくださいね。
エンプティカロリーに注意!
ワインなど、アルコールのカロリーは「エンプティカロリー」といわれます。
エンプティカロリーは直訳すると「空っぽのカロリー」です。これはカロリーがないという意味ではなく、「カロリー以外の栄養素が何もない」という意味です。
栄養価が糖質や脂質に偏ったジュースやケーキ、スナック菓子もエンプティカロリー食品に含まれます。
また、アルコールのカロリーはすぐに熱として消費されるため、脂肪として蓄積されにくい特徴を持ちます。
これだけ聞くと「いくら飲んでも太らないのでは?」と思いがちです。しかし、お酒のカロリーが消費されている間は、おつまみなどのカロリーが消費されず後回しとなります。
結果的に体脂肪が蓄積されてしまうので、やはり飲みすぎには注意しましょう。
ワインは太ると言われる理由
ワインは比較的太りにくいお酒であることが分かりました。しかし中には「ワインは太る」という情報を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか?
ここではその理由について解説します。
以前は甘口のワインが主流だったから
近年は辛口ワインも流通していますが、かつては飲みやすい甘口ワインが主流でした。
甘口ワインは、辛口ワインよりも発酵の段階で残っている糖の量が多いため、甘く感じます。その分糖質量やカロリーも多くなるので、太るイメージがあったのでしょう。
高カロリーなおつまみが多いから
一般的にワインと相性のいい食事といえば、フレンチやイタリアンです。洋食はバターやチーズなど脂質の高い食材を使うため、和食と比較するとカロリーが高くなります。
ワインとともに高カロリーなおつまみを口にしていると、知らず知らずのうちにカロリーの取り過ぎになってしまうことも少なくありません。
ワイン自体は太りにくくても、合わせる食事の影響が大きいので注意しましょう。
太らずにワインを楽しむポイント
ワインは太りにくいお酒ですが、飲み方やおつまみの選び方を間違えると、太ってしまうこともあるのです。
ここでは太らずにワインを飲むためのポイントをお伝えします。
ポイント1.適量を守る
アルコールを飲みすぎると肥満になりやすいだけでなく、脂肪肝や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病にかかるリスクも上がります。
いくら太りにくいと言っても、ワインもアルコールを含む飲み物ですのです。適量を守るようにしましょう。
厚生労働省では、一般的な日本人の「節度のある適度な飲酒」として1日あたり純アルコール20gを推奨しています。
ただし、人によってアルコールの分解速度は異なります。アルコールに弱い自覚のある方はこれよりも減らすべきでしょう。
ちなみに、純アルコールはお酒に換算すると次のような量となります。
お酒の種類 | 量 | 純アルコール量 |
ワイン | 1杯(120ml) | 12g |
ビール | 中瓶1本 | 20g |
ウイスキー | ダブル(60ml) | 20g |
清酒 | 1合(180ml) | 22g |
焼酎(35度) | 1合(180ml) | 50g |
お店で出されるグラスワインは120mlほどで、純アルコールは12gです。つまり適度な飲酒量はワインであれば1杯半程度が目安となります。
しかし、ワインの中にはアルコール度数の高いワインもあるので、自分で調整するとよいでしょう。
ポイント2.低カロリーなおつまみを選ぶ
ワインを楽しむときには、ピザやパスタなどの高カロリーな洋食はなるべく控え、カロリーの低いものを選びましょう。
たとえば、チーズやナッツなどは手軽に食べられて比較的カロリーを抑えられます。
また野菜のマリネや魚介のカルパッチョなどのメニューは、ワインとの相性も良く低カロリーなのでおすすめです。
また、おつまみを食べるときには「ベジファースト」を意識するとより効果的です。
ベジファーストとは野菜を最初に食べることをいいます。野菜やきのこ、海藻などの食物繊維が多いものを最初に食べることで、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるのです。
血糖値が急激に上がると、インスリンという血糖値を下げるホルモンが大量に分泌されます。インスリンには脂肪を合成する働きもあるので、血糖値の上昇は体脂肪の増加にもつながってしまいますよ。
ポイント3.飲むタイミングに注意
ワインを、食事する前の空腹状態で飲むのはおすすめできません。なぜなら、ワインが胃腸を刺激して食欲を増進してしまうからです。
肝臓に負担をかけないようにするためにも、ワインは食事を摂りながら少しずつ飲むようにしましょう。
太りにくいおすすめのおつまみ3選
ダイエット中の方は太りにくいおつまみを選ぶと、安心してお酒を楽しめます。
ここではワインにぴったりな太りにくいおつまみを紹介します。
セロリとささみのキムチサラダ
薄切りにしたセロリと茹でてほぐした鶏ささみを、ごま油とキムチで和えるだけのお手軽メニューです。
お好みで糸切り唐辛子を加えてもよいでしょう。ビタミンAやビタミンB群も補給でき、代謝をサポートするため太りにくくなります。
歯ごたえのある鶏ささみは、満足感がありながら低カロリーでたんぱく質も摂れます。ダイエット中にもおすすめの食材ですよ。
豚肉とトマトの粒マスタード焼き
スライスしたトマトと豚肉をフライパンで焼き、しょうゆや粒マスタードなどで味付けしたメニューです。
フライパンひとつで完成し、薄切りの豚肉は火が通りやすいため時短にもなります。
ピリッと粒マスタードを効かせた味付けはワインともよく合います。また、豚肉はビタミンB1が豊富でアルコールの代謝を助けてくれますよ。
ツナとキャベツの巣ごもり卵
キャベツとしめじを耐熱容器に入れ、そこに水気を切ったツナと卵を落とし、電子レンジで加熱するだけの時短メニューです。
野菜とたんぱく質を効率よく摂ることができ、ダイエット中のおつまみに適しています。キャベツの代わりに小松菜やほうれん草を使うのもおすすめです。
量とおつまみに気をつけてワインを楽しもう
ワインはカロリーや糖質量が低めのお酒で、ワイン自体は太りにくいお酒だといえます。
ただし、甘口のワインを多量に飲んだり、高カロリーなおつまみばかり食べたりしていると太ってしまうので要注意です。
ワインを飲むときには適量を守り、ヘルシーなおつまみを選びましょう。この記事で紹介したポイントを押さえながら、ワインを楽しんでくださいね。
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