二日酔いを予防・解消する食べ物や飲み物とは?症状緩和のポイントも紹介

HEALTH

 

「飲みすぎて、朝起きたら頭が痛い」

「二日酔いで仕事に行くのがつらい」

 

つい飲み過ぎてしまった翌日に、二日酔いでつらい思いをしたこと、ありますよね。

 

また体調によっては、普段通りに飲んでいても二日酔いになってしまうこともあります。そんなときは、少しでも早く体調を回復させましょう。

 

そこで今回は

  • 二日酔い解消におすすめの食べ物
  • 二日酔い予防におすすめの食べ物

についてご紹介します。

 

子どもの頃に食べていたお菓子が、意外にもあなたを二日酔いから助けてくれるかもしれません。

 

ぜひ参考にしてくださいね。

なぜ二日酔いになるの?

 

二日酔いの原因は、お酒の飲みすぎです。つい飲みすぎて、翌日つらい思いをしたことがある方も多いでしょう。

 

まずは二日酔いについて詳しく説明します。

 

二日酔いの症状

 

 

二日酔いの症状には以下のようなものがあります。

 

  • 頭痛
  • 吐き気や胃の不快感
  • 睡眠の質の低下
  • 判断力の低下
  • うつ気分
  • 発汗や不整脈

 

しかし二日酔いの症状が、どのようなメカニズムで発症するかは、詳しくわかっていません。

 

現時点では、以下のことが二日酔いの症状を発症する要因として考えられています。

 

  • アセトアルデヒドの蓄積
  • ホルモンの分泌状態が変化する(脱水や低血糖)
  • 体内の酸性、アルカリ性のバランスが崩れる

 

さらに、これらの要因が複雑に絡み合って、二日酔いの症状が発症するとも考えられています。

 

いずれにせよ二日酔い対策には、ご自身のアルコール体質を十分に把握することが大切です。そのうえで、二日酔いや不快な症状が出るような飲酒は避けましょう。

 

二日酔いになりやすい人とは?

 

 

同じ量のお酒を飲んでも、二日酔いに「なりやすい人」と「なりにくい人」がいますよね。実はお酒の強さの違いは、生まれつきの体質なのです。

 

お酒は肝臓で分解されます。そのときに、「アルコール分解酵素」と「アセトアルデヒト分解酵素」が関係します。

 

このアルコール分解酵素とアセトアルデヒド分解酵素の活性が強いかどうかで、以下の5つのタイプに分けられます。

 

アルコール分解酵素
強い 弱い ない
アセトアルデヒド分解酵素 強い 酔いにくい
日本人の約50%
酔いやすい
日本人の約3%
弱い 酔いやすく
顔が赤くなる
日本人の約40%
酔いやすい
日本人の約3%
ない お酒が飲めない体質
日本人の約4%

 

それぞれの分解酵素の活性が強いか、弱いかは遺伝子によって決まっています。

 

中には、これらの分解酵素がないタイプの人もいます。分解酵素がない人は、体内でお酒を分解できないため、少しのお酒でも気分が悪くなってしまいます。

 

あなたはどの体質に当てはまりましたか?体質に合わせて、節度ある飲酒を楽しみましょう。

 

二日酔い解消に食べるとよいもの

 

普段は節度ある飲酒を楽しんでいる方でも、飲みすぎてしまうこともありますよね。また体調によっては、少量の飲酒でも二日酔いになってしまう場合もあります。

 

そこで二日酔いになってしまったときに食べると、症状の緩和が期待できる食べ物を紹介します。

 

手軽に買える!二日酔い解消におすすめの食べ物

 

つらい二日酔いのときには、食事に気をつかっている余裕がないかもしれません。

 

そこでコンビニでも購入できて、手軽に食べられるものを3種類ご紹介します。

 

ただし吐き気があるときは、無理して食べなくても構いません。吐き気が治まってきたら、二日酔い改善のためにも栄養を補給しましょう。

 

1.しじみのみそ汁

 

 

みそ汁には水分と塩分が含まれるため、脱水症状の緩和に役立ちます。その中でもとくにおすすめの具は「しじみのみそ汁」です。

 

しじみには肝臓の働きを助ける、アミノ酸が含まれます。

 

二日酔いになるほどの飲酒は、肝臓に負担をかけます。したがって飲酒後は、しじみを食べて肝臓を労わってあげましょう。

 

2.ラムネ

 

 

子どものお菓子として人気のあるラムネは、低血糖の改善に役立ちます。

 

飲酒時には糖代謝に関わるホルモンの分泌が変化し、低血糖になる場合もあるのです。

 

「お酒を飲んだ後に、ラーメンや甘いものが食べたくなる」
そう感じる方は、飲酒によって低血糖になっているのかもしれません。

 

さらに二日酔いによって低血糖状態が続くと、空腹を通り越し、吐き気や頭痛などが出てきます。

 

ラムネはブドウ糖の塊です。そのため、ラムネは血糖値を素早く上げられます。この働きを期待して、二日酔いのときにラムネを口にしてみてはいかがでしょうか?

 

3.豆腐

 

 

豆腐には、たんぱく質やビタミンB1が含まれます。

 

これらの栄養素が、二日酔いによいとされる理由は次の通りです。

 

  • たんぱく質:壊れた肝臓を修復する
  • ビタミンB1:アルコールの分解を促進する

 

豆腐は、離乳食が始まったばかりの赤ちゃんでも食べられるほど、消化のよい食べ物です。

 

二日酔いになるほど飲酒したときは、胃腸にも負担がかかっています。消化のよい豆腐は手軽に食べられるので、ぜひお試しください。

 

冷奴や湯豆腐でさっぱりと食べるのがおすすめです。豆腐をみそ汁の具にしてもよいですね。

 

二日酔い解消におすすめの飲み物

 

 

どうしても食事が喉を通らない時でも、飲み物だけでも補給してください。

 

二日酔いのときは水や経口補水液がおすすめです。

 

「お酒を飲むとトイレが近くなる」
そう感じる方もいらっしゃいますよね。

 

お酒には利尿作用があるため、尿の量が増えて体は脱水傾向になるのです。脱水状態になると、吐き気や頭痛といった二日酔いの症状が現れます。

 

脱水を改善するには、水分や塩分の補給が重要です。

 

そのため、水や経口補水液を利用して脱水状態の改善することが、二日酔いの症状緩和につながります。

 

二日酔い予防に食べるとよいもの

 

二日酔いを予防する食べ物のポイントは「高たんぱく質、高ビタミン」です。

 

ただし、1種類の食べ物でこれらを兼ね備えていなくても構いません。これらを意識した数種類のつまみとともにお酒を飲むことは、二日酔いの防止に効果的です。

 

二日酔い予防におすすめの食べ物

 

 

二日酔い予防におすすめの食べ物は、以下の通りです。

 

  • 枝豆
  • 豚肉
  • イカやタコ

 

枝豆や豚肉には、たんぱく質、ビタミンB1、ナイアシンが含まれます。

 

ナイアシンとは、ビタミンB群の1種です。そしてナイアシンは二日酔いの要因ともなる、アセトアルデヒドの分解を促します。

 

豚肉の部位選びにもポイントがあります。同じ豚肉でもバラ肉など脂が多い部位は、たんぱく質は少なく脂質が多いです。したがって、豚肉は赤身の部位を選ぶとよいでしょう。

 

また、イカやタコにはタウリンが含まれます。タウリンはアルコールの分解など、肝臓の働きをサポートする働きがあります。

 

つまり枝豆や豚しゃぶ、イカやタコの刺身をつまみに飲酒すると、二日酔いの予防効果が期待できます。

 

ただしこれらを食べたからと言って、二日酔いにならないとは言えません。

もっとも二日酔い予防に効果があるのは「飲酒量を控えること」というのは忘れないでくださいね。

 

二日酔い予防におすすめの飲み物

 

 

二日酔い予防にも、水や経口補水液がおすすめです。先ほどご紹介したとおり、これらは脱水症状の予防に役立ちます。

 

体調が悪くなってからではなく、飲酒時に水も飲むと二日酔いの予防効果が期待できます。

 

飲酒時に水が飲めなかったときには、寝る前までに水や経口補水液を飲むようにしましょう。

 

二日酔い対策にカレーがいいって本当?

 

 

カレーは、二日酔い対策に活用できます。なぜならカレーに使われるスパイスには、肝臓や胃腸の働きを高めるものが含まれるからです。

 

夜に飲み会を控えている日の昼食に、カレーを食べるのもよいですね。

 

一方でカレーは、脂質が高く食べると胃もたれを起こしたり、スパイスが体に合わず、胃腸に負担がかかったりする場合もあります。その場合は、無理してカレーを食べる必要はないですよ。

 

お酒は適量はどれくらい?

 

 

ところであなたは、お酒の適量をご存知でしょうか?

 

日本において「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールで20g程度とされています。

 

そして、下記に該当する方は純アルコール20gより少ない量が適当です。

 

  • 女性
  • 65歳以上の高齢者
  • アルコール代謝能力の低い方

 

参考までに、純アルコール20g程度とはビール500mlに相当します。

 

純アルコール量は、次のように求められます。
「お酒の量(ml)×度数または%/100×0.8=純アルコール量(g)」

 

気になる方は、ぜひ計算してみてください。

 

飲酒量が多いと二日酔いになりやすいだけでなく、脳卒中などの発症リスクも高まります。ご自身の適量を知ったうえで、飲酒を楽しみましょう。

 

二日酔い対策をして、楽しくお酒を飲もう!

 

 

今回お伝えした、二日酔い対策のためにできることをまとめます。

 

  1. お酒の適量を知り、自分に合った量を楽しむ
  2. 高たんぱく質、高ビタミンな食べ物をつまみにする
  3. 飲酒時や飲酒後に、水を飲む
  4. 二日酔いになってしまったら、水や経口補水液を飲む
  5. 二日酔いには、しじみの味噌汁やラムネ、豆腐がおすすめ

 

スパイスの効果が気になった方は、飲酒の前にカレーを食べてみるのもよいでしょう。

 

あなたが二日酔いに悩むことなく、飲酒を楽しめるよう願っています。

 

ナッシュが毎日の食事管理をサポート

 

 

お酒を飲むときは、塩分や脂質の多いものを食べがちです。健康的な毎日を過ごすためには、栄養バランスに配慮した食事が必要不可欠です。

 

「手軽に美味しく、栄養バランスのよい食事を摂りたい!」

 

そんな場合は、ナッシュの冷凍宅配弁当を試してみてはいかがでしょうか?

 

ナッシュのお弁当は、管理栄養士がメニューを開発しています。

すべてのメニューが糖質30g、塩分2.5g以下で設計されています。さらに、含まれる栄養素も、アプリやお弁当の容器から簡単に確認できます。

 

 

自社のシェフが監修しているので、味も美味しくメニューも60種類以上と豊富です。さらに、新しいメニューが毎週3種類登場するため、飽きずに美味しく続けられますよ。

 

ナッシュのお弁当をつまみに、自宅でナッシュ飲みをしている方もいらっしゃるようですよ。

 

ぜひ、ナッシュの詳しい情報をチェックしてみてください。

 

 

RANKING 人気ランキング

簡単お手軽!ガッツリ食べても太らない夜食におすすめ食品10選

HEALTH

食べ過ぎた次の日の対処法とは?48時間以内にリセットしよう!

HEALTH

ダイエット中にもおすすめなコンビニ食品・飲み物を紹介!今日のランチ何食べる?

LIFESTYLE

パンとご飯はどっちが太る?ダイエット中におすすめの種類・食べ方も解説

HEALTH

独身一人暮らしが栄養失調にならない最低限の食事ポイント3選

HEALTH