サウナで痩せる?ダイエット効果を引き出す入り方と食事や水分補給のポイントを解説
ダイエットや健康への意識の高まりにより、サウナが人気を集めています。
痩せられるとも噂されるサウナですが、本当にダイエット効果は得られるのでしょうか?
この記事では、サウナに期待できる健康効果と、サウナを利用する際の食事の注意点について解説します。
サウナを利用することで体に起こる変化を正しく理解し、ダイエットのサポートに役立てましょう。
サウナのダイエット効果とは?
最近流行しているサウナ。「サウナに入ると痩せられる」という話はよく耳にします。サウナ後に体重が減少していた、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実際、サウナには次のような、いくつかのダイエット効果が期待できます。
効果1.発汗によるデトックス
高温多湿の空間であるサウナに入ると、自然と発汗が促されます。普段汗をかきにくいという方でも、サウナでは大量の汗をかくことができるでしょう。
人は汗をかくことで熱気を外に逃し、体温調節を行っています。同時に汗にはナトリウムやミネラルのほか、乳酸などの疲労物質や、老廃物も含まれています。
不要な物質を汗と一緒に出すことで、疲労を回復し、体調を整える効果が期待できます。
また、発汗により皮膚を清潔な状態に保てるため、美肌のサポートにも役立ちますよ。
効果2.カロリー消費に繋がる
サウナの温度刺激により、交感神経が活発になり、心拍数が上がります。心拍数の増加は基礎代謝のアップに繋がるため、普段より多くのカロリーを消費できるのです。
また、心拍数の増加により、血流は安静時の2倍近くになると言われています。サウナにより血行が促進されるため、冷えや肩こりの改善効果も期待できます。
効果3.低温サウナは安眠にも良い
低温サウナにゆっくり入ることで、リラックス効果が得られることが分かっています。
通常のサウナは70~100℃ほどですが、低温サウナは40~60℃ほどに設定されています。この温度帯では神経の働きが鎮まって休息状態になるため、眠りに付きやすくなる効果が期待できます。
睡眠不足が続くと、食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌が増加します。逆に食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌は減少します。
眠れない日が続くと食欲のコントロールが難しくなり、ダイエットの妨げになります。低温サウナを活用すれば、十分な睡眠を取れて食欲を上手にコントロールできるでしょう。
サウナで痩せるための注意点
このように、様々な健康効果を得られるサウナですが、注意点もいくつかあります。
サウナを利用する際には、次のことに気を付けましょう。
1.体重の減少は一時的なもの
サウナに入ると体重は大きく減少します。実際に、1kg以上の体重が減った方もいらっしゃるようです。
しかしこの体重減少は、発汗による一時的なものです。確かにサウナにはカロリー消費効果がありますが、一度にキロ単位の体重を落とせるほどではありません。
発汗により減少した体重は、適切な水分補給を行うことですぐに戻ります。
「サウナに入って痩せた」と、ぬか喜びしないようにしましょう。
2.食欲が増し、食べ過ぎることも
サウナに入ると心拍数の増大や血管の拡張により、全身の血流が良くなります。これにより胃腸の働きも活発になるため、食欲が増えます。
サウナの後の食事は格別美味しく感じるものです。実際に、「サ飯」と呼ばれるハイカロリーな料理が人気です。しかし食欲に任せて食べ過ぎてしまうと、ダイエット効果が得られません。
暴飲暴食を避けて、サウナ後も普段通りの食事を心がけましょう。
3.血管や心臓に負担がかかりやすい
サウナに入ることによる心拍数の上昇は、心臓が激しく動くことにより起こります。
高温の環境では血管が拡がり、血流の改善に繋がります。しかし、心拍数の上昇に伴い、一時的に血圧も上がってしまいます。
このように、サウナでは血管や心臓に負担がかかります。高血圧で普段から血管に負荷がかかっている方、心血管疾患をお持ちの方は、サウナの利用には注意が必要です。
持病がある場合は、事前に必ずかかりつけ医と相談しましょう。
サウナ前後の食事のポイント
サウナの前後においては、食事の摂り方に気を付け、十分な水分補給を行う必要があります。
ここからは、サウナを利用する際の食事において、注意すべきポイントを解説します。
安全にサウナを利用し、健康効果やダイエット効果を高めるために、ぜひ参考にしてみてください。
サウナ前には満腹や空腹を避けて
満腹の状態でサウナに入るのは避けましょう。
サウナの後に水風呂に入ると、交感神経が活発になります。体がリラックスモードになります。これがいわゆる「ととのう」という現象です。
しかし、交感神経が活発になると腸の働きが低下し、消化不良を引き起こす危険があります。
また、極端な空腹状態でのサウナも危険です。サウナに入ることで低血糖になりやすくなるため、ふらつきからの転倒を起こすリスクがあります。
満腹や空腹の状態を避けてサウナを利用しましょう。空腹が強い場合には、胃腸に負担をかけにくい、バナナやジュースなどを少しお腹に入れておくのがおすすめです。
サウナ直後の食事には注意
サウナの後は、血流が全身を活発に巡っています。しかし食事中は、消化管に血液を集め、胃腸の働きを活発にする必要があります。
サウナ直後は胃腸に血液が集まりにくいため、このタイミングでの食事は消化不良を起こしやすいのです。
消化器官に負担をかけ、腹痛や下痢を起こすこともあります。そのため、サウナの前後1時間の飲食は控えるのがよいでしょう。
サウナ後の飲酒はNG
サウナの後の一杯は、体にしみわたって美味しいですよね。しかし実は、サウナ前後のお酒はやめた方がよいのです。
お酒には血管拡張作用があり、一時的に血圧を下げる効果があります。サウナの利用でも血管が拡張するため、お酒とサウナの両方の効果で血圧が急激に下がります。
極端な低血圧により、意識を失ったり不整脈を引き起こしたりすることもあります。
さらに、お酒には利尿作用があります。サウナの発汗によっても水分が失われるため、両方の効果により脱水のリスクが高まります。
サウナ後には、まず水やスポーツドリンクでしっかりと水分補給を行いましょう。
十分な水分補給をしよう
サウナ前後には、必ず利尿作用のない水で水分補給を行いましょう。
まず、サウナ前にはコップ1~2杯の水を飲み、発汗に備えましょう。また、サウナ後にも体重の減少量に応じて水分補給を行い、脱水を防ぐことが重要です。
サウナに入ると体重が落ちますが、そのほとんどは発汗により失われた水分です。
体から出た水分を補給せずそのままにしておくと、脱水症状を引き起こします。また、血液がドロドロになりやすく、動脈硬化を悪化させることもあります。
ただし、一度に大量の水を飲むと、体に吸収されず尿として外に出てしまいます。熱中症予防の水分補給と同様に、こまめな水分補給を心がけましょう。
サウナ後におすすめの食事
サウナ後は食欲が増し、いつもよりたくさん食べてしまいがちです。また、代謝が上がり胃腸の働きも回復しているため、食べたものが吸収されやすくなっています。
暴飲暴食を避けるのはもちろんですが、ダイエットの成功のためには食事の内容にも工夫が必要です。
サウナ後の食事におすすめの内容を、次に紹介します。
米よりも蕎麦やパスタ
白米や餅、菓子パンのような、血糖値を急激に上げる糖質食品は控えましょう。
血糖値が急激に上がると、インスリンというホルモンが大量に分泌されます。
インスリンは、血中の糖を脂肪として体に蓄えるよう働きかけます。体脂肪合成のリスクが高まるため、インスリンの分泌量を減らす食事を心がけましょう。
蕎麦やパスタは糖質食品の中でもたんぱく質や食物繊維が豊富であり、血糖値を緩やかに上昇させます。
インスリンの分泌量を抑えるための主食として、ぜひ活用してみましょう。
野菜を取り入れる
血糖値の上昇を防ぐためには、食物繊維が豊富な野菜を取り入れることも重要です。
また、野菜は低カロリーであるため、料理のかさを増す効果が得られます。少ないカロリーで高い満足感を得やすくなるため、ダイエットのサポートに役立ちます。
さらに、野菜に豊富なミネラル類の摂取も重要です。サウナの発汗により、カリウムやマグネシウムといったミネラル類も失われています。
ミネラルの供給源として、野菜を積極的に活用してみましょう。
たんぱく質食品を積極的に
サウナ後の食事にたんぱく質食品を取り入れることで、満足感を高めることができます。
たんぱく質を摂ると、消化管ホルモンの一種であるコレシストキニン(CCK)が分泌されます。コレシストキニンには満腹感を高める働きがあり、食べ過ぎの防止に役立ちます。
サウナ後の食欲をストレスなくコントロールしたい場合には、卵や豆腐など、消化に良いたんぱく質食品を取り入れてみましょう。
食事に注意して、サウナを楽しもう!
サウナは正しく利用することで、血行促進や安眠効果、デトックス効果など、ダイエットに嬉しい効果が得られます。
ただし、高温でのサウナは体に負担がかかるため、サウナ前後の食事や水分補給はとても重要です。
満腹や空腹を避け、十分な水分補給を行い、お酒をやめる。これらのポイントを意識して、安全かつ健康的にサウナを利用しましょう。
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