脱水症状になりやすい人の特徴とは?すぐできる対策や予防方法について

HEALTH

 

暑い環境で過ごした時や運動をして汗をかいた時には、脱水症状になることがあります。

 

実は脱水症状になりやすい人には特徴があるのです。

 

自分が脱水症状になりやすいのか、不安に思う方もいるでしょう。今回は脱水症状になりやすい人の特徴を紹介します。

 

脱水症状を予防する方法も紹介しますので、当てはまる方はこの記事を参考にしながら対策してみてくださいね。

脱水症状とは?

 

汗をかくなどして体液が失われ、そこから補給されずに水分が足りなくなった状態を脱水症状といいます。

 

脱水症状になると血液の量が減るため、栄養素や酸素が体内に行き渡りません。それにより体にさまざまな症状が現れます。

 

ここでは症状や原因について詳しく見ていきましょう。

 

主な症状

 

 

脱水は体重の減少率が大きくなるほど重症化していきます。ただし全ての人に当てはまるわけではありませんので、あくまで目安ととらえましょう。

 

重症度 体重減少率 主な症状
軽度 1~2% 喉の渇き、尿の減少、下痢、嘔吐、微熱
中等度 3~9% 全身のだるさ、頭痛、めまい、血圧低下
重度 10%以上 臓器の機能不全、死に至ることも

 

軽度と思っていても状態の悪いことがあるため、脱水の疑いがあればただちに対策を行ってください。

 

脱水症状になる原因

 

 

発汗や嘔吐おうと、下痢などにより体液が失われると、体内の水分バランスが崩れて脱水症状が起こります。

 

なお、脱水症状が起こる原因としては、以下のようなものが挙げられます。

 

  • 熱中症
  • 激しいスポーツ
  • 嘔吐・下痢を伴う胃腸炎
  • 発熱時
  • 朝ごはんを抜く
  • 二日酔い

 

このような場合は、脱水症状にならないよう注意が必要です。

 

脱水症と熱中症の違い

 

 

脱水症状に似ている状態として熱中症が挙げられます。「熱中症」とは体温が上昇することによって体に発生する障害の総称のことです。

 

高温な環境に長時間いた時に発生した症状は、ほとんどすべてが熱中症だと考えていいでしょう。

 

一方の脱水症は高温な環境下とは関係なく、体から水分や電解質が失われた状態です。

 

なお熱中症は脱水状態の時に起きやすくなります。そのため水分を補給せずに暑い中長時間活動すれば、熱中症の危険が高まるでしょう。

 

脱水状態のセルフチェック

 

 

自分が脱水症状なのか判断に困った時は、以下のチェックリストを参考にしてみてください。

 

【脱水症状チェックリスト】

  • 喉が渇きやすい
  • 短期間で体重が減った
  • 尿の量が少ない
  • 尿の色が濃い
  • 微熱がある
  • 皮膚や唇が乾燥している
  • 便秘気味
  • 手の甲をつまむと3秒以上あとが残る

 

1つでも当てはまれば脱水状態になっている可能性があります。重篤な症状が現れる前に経口補水液などで水分を補給しましょう。

 

かくれ脱水に注意!

 

かくれ脱水とは脱水症状が現れていないものの、体内は脱水になっている状態のことです。

 

この段階できちんと対策をすれば、脱水症状を防げますよ。

 

冬でも脱水症状になる

 

 

脱水症状は汗をかきやすい夏に発生しやすいと思っている方も多いでしょう。しかし基本的に汗をかかない冬でも、脱水症状になるケースがあります

 

その理由は空気の乾燥にあります。湿度が低い環境で生活していると「不感蒸泄ふかんじょうせつ」が増えてしまうのです。不感蒸泄とは皮膚や粘膜、呼気などから無意識のうちに排出される水分のことです。

 

また冬は寒さから夏よりも水分摂取量が減りやすくなります。冬でも水分摂取を心がけ、かくれ脱水を予防しましょう

 

寝ている時は要注意

 

 

人は就寝中にコップ一杯分の汗をかいているという話を聞いたことがありますか?実は寝ている間も私たちの体は常に水分を排出しています。

 

しかし寝ている間は水分補給ができないため、かくれ脱水になりやすいのです。

 

寝る前と起きた後はそれぞれコップ一杯の水を飲む習慣をつけると、かくれ脱水の予防になるでしょう。

 

長時間のドライブも注意

 

 

長時間のドライブでは、途中でトイレに行きたくならないように水分を控える方も多いのではないでしょうか?

 

特に渋滞中ではトイレに行けるタイミングが分からないため、余計に水分を摂らなくなります。しかし密閉性の高い車内は温度が高くなりやすく、知らないうちに脱水状態になることがあるのです。

 

こまめにトイレ休憩を確保しつつ、水分を摂りましょう。

 

脱水症状になりやすい人の特徴

 

脱水症状は基本的に誰にでも起こりうる症状ですが、中にはなりやすい人もいます。

 

なりやすい人の特徴を紹介します。当てはまる場合は特に注意しましょう。

 

なりやすい人1.高齢者

 

 

高齢者は特に脱水症状になりやすいと言われています。主な原因は以下のとおりです。

 

【高齢者が脱水症状になる原因】

  • 筋肉が減ると同時に体液も減る
  • 喉の渇きが分かりにくい
  • 食事量が減る
  • 腎臓の機能が低下する
  • トイレに行くのが面倒で水分を控える

 

このように体の機能が衰えていくことで、知らないうちに脱水症状になりやすくなるのです。

 

また高齢者の場合は一度脱水になると元の状態に戻りづらく、さらに脱水症状が悪化する可能性があります。

 

なりやすい人2.スポーツをする人

 

 

スポーツをすると大量の汗をかきます。汗にはナトリウムなどの電解質も含まれるため、水分と同時に電解質も失われてしまいます。

 

そのためスポーツをする時は、水分と電解質を補うためにスポーツドリンクを飲むようにするといいでしょう。

 

なお、お茶や水では水分しか補給できず、体内の電解質の濃度をさらに薄めてしまいます。その結果、足がつるなどの症状が現れることもあるため、水分だけではなく電解質の補給を行いましょう。

 

なりやすい人3.乳幼児

 

 

子どもは大人よりも体内の水分量が多いため、少し水分を失っただけでも簡単に脱水症状になってしまいます。

 

なお、子どもが脱水症状になる主な原因は感染症による嘔吐や下痢です。とくに胃腸炎などになった時は意識的に水分を摂らせてあげましょう。

 

いつもより尿量が少ない、元気がないといった症状が見られた場合は初期の脱水状態です。

 

また乳児では、まだ自分で喉の渇きを訴えられません。そのため保護者がこまめに水分を摂らせるように心がけてあげましょう。

 

なりやすい人4.持病を持っている人

 

 

心臓病の既往がある方や高血圧の方は、利尿作用を高める薬を服用しているケースがあります。また便秘気味で下剤を服用している方も水分が失われやすい状態です。

 

適度な水分補給を心がけ、あまりに喉が渇く場合はかかりつけの医師に相談してみましょう。

 

脱水症状が出た時の対処法

 

では実際に脱水症状がみられた場合には、どのように対処すればいいのでしょうか?

 

いざという時のために以下の対処法を頭に入れておきましょう。

 

対処法1.水分と塩分を同時に摂る

 

 

脱水症状を改善するためにはとにかく水分補給が大事だと思いがちです。

 

間違ってはいませんがお茶や水など電解質を含まない飲料を大量に補給すると、かえって体内の電解質とのバランスが崩れてしまいます。

 

そのため水分と塩分を同時に補給するのが重要です。スポーツドリンクには水分と塩分が含まれているのでおすすめです。

 

お茶や水を飲む場合にはコップ1杯ずつこまめに飲むようにし、同時に塩や梅干しなどで塩分も補給してくださいね。

 

対処法2.経口補水液を飲む

 

 

脱水症状の時に特におすすめなのが「経口補水液」です。

 

経口補水液は発汗によって失われた水分と電解質をすみやかに補給できる飲料で、スポーツドリンクとは成分の濃度が異なります。

 

夏場の暑い時期に外出する時や、激しいスポーツをする時に持っておくと、いざという時に安心です。

 

ただし塩分が多く含まれているため、高血圧・心臓病・腎障害のある方は飲み過ぎに注意しましょう。

 

対処法3.救急車を呼ぶ

 

 

重度の脱水症状で意識のない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。脱水症状は死に至ることもあるので、軽く考えるのは危険です。

 

なお、意識のない状態で水分を飲ませるのは危険なのでやめましょう。

 

一方意識がある場合はすぐに救急車を呼ぶ必要はありません。

 

しかし自力で水分が摂れない場合は点滴などの処置が必要となるため、近くの医療機関を受診してください。

 

脱水症状を予防する方法

 

日ごろから気をつけておけば、脱水症状を予防できます。以下の方法を意識してみてください。

 

こまめに水分補給をする

 

 

のどが渇いてから水分補給をする方は多いと思いますが、のどが渇く前に水分を摂るのが理想です。

 

朝起きてすぐ、お風呂から出た後など自分でタイミングを決めて意識的に水分を摂りましょう。

 

1日に必要な水分は2.5Lと言われています。このうち1.5Lは食事から摂ったり、体内で作られたりします。しかし、残りの1Lは飲料から補給する必要があります。

 

コップ1杯が200mlとすると、最低でも5杯は飲んでくださいね。

 

温度管理に気を付ける

 

 

暑い環境では汗をかくため、脱水症状になりやすいです。エアコンや扇風機を上手く活用し、室内の温度を涼しく感じる程度に保ちましょう。

 

屋外では通気性がよく涼しい服装を選んでくださいね。

 

カフェインやアルコールに注意

 

 

水分補給のつもりでアイスティーやアイスコーヒーなどを飲む方もいるでしょう。

 

しかし紅茶やコーヒーにはカフェインが含まれます。カフェインは利尿作用があるため、水分補給にはおすすめできません。

 

またアルコールも同様で利尿作用があります。お風呂上がりや寝る前にお酒を飲む方は、脱水に注意が必要です。お酒を飲むときは、しっかり水分も摂るように心がけましょう。

 

脱水症状になりやすい人は要注意

 

 

今回は脱水症状になりやすい人の特徴や、脱水症状がみられた時の対策を紹介しました。

 

とくに高齢者や乳幼児、スポーツをする方は脱水のリスクが高いため、こまめな水分補給を心がけましょう。

 

また脱水症状の自覚のない方でも、かくれ脱水になっている可能性があります。

 

のどが渇いていなくても水分を摂るなど、脱水にならないよう日ごろから気をつけましょう。

 

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